SELL MY SOUL
――――こんな魂・・・・欲しけりゃいくらでも、くれてやる。
オレの願いを、叶えてくれるんなら。
なあ?頼むから夢なら、覚めてくれよ。
・・・・誰でも良い。
この非現実な世界から、オレを連れ出してくれ。
まるで迷路みたいに、抜け出す事も適わないんだ。
ただただ――――視線を、彷徨わせる。
『アイツ』を、見つける為に。
だが姿を・・・・捉えたと、思った瞬間。
『 』
声を張り上げて、名前を呼んでみても。
オレの声に、気付きやしない。
徐々に開かれる距離を、何とかしたくて。
もがく様に両足を動かしてみても、一向に縮まる事は無く。
足を捕られ、深い闇底へと引きずり込まれてしまう。
・・・・・・どうして?
『アイツ』は、気付いてくれない?
・・・・・・どうして?
『アイツ』には、オレの声が届いてくれないんだ?
どうにもし難い、感情に襲われつつ。
――――束の間の、眠りへと堕ちていく。
再び・・・・・眠りから覚めても、虚無の様な世界。
――――決して変わる事の無い、現実。
心から望む人物は、オレの隣にはいない。
そんな絶望に晒されて、時を過ごせって言うのか?
何処に・・・・何処にいるんだよ?
こんなにも声を枯らして、名を呼んでるのに。
この2つの瞳は、お前を探しているのに。
どんなに両手を伸ばしても、感触が掠める事さえ無い。
――――この眠りから、覚めてしまえば。
それが例え、世界の果てであろうとも。
お前に出逢える事が、出来るんだろうか。
神でも悪魔でも・・・・・良い。
悲痛な願いを、叶えてくれ。
どうか―――――次に目が覚めた時には。
『銀ちゃん』
―――オレの、傍に。
※今回は銀さん独白&シリアス風で。
神楽ちゃんが突然、銀さんの前から消えてしまったら・・・・・・。
こんな風になって欲しいかなあ〜と言う・・・・・管理人の願望です。←有り得ないだろ。
いや暗過ぎるのは、十分理解しておりますです。はい。
某超有名アーティストの歌から、思わず妄想が膨らみ(題名でバレバレですが)
突発的に書いてしまいました・・・・・・すみませんORZ
この様な駄文に目を通して下さり、真に有難うございました。
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