※Attenntion 注意事項
この小説は、かなりダークだと思います。
(血描写・死ネタなど。)
しかも勝手に、「夜兎」の設定を変更してしまっています。
神楽ちゃんが、神楽ちゃんではありません。
はっきり言って、救われないです。(文才の無さもありますが)
ラブラブ・ほのぼの・ハッピーエンドをお望みの方は
Uターンをして下さいませ。
それでも読んで頂ける方は、このままスクロールして下さい。
A FLOWER FUNERAL
お江戸の城下町は――――今。
人と天人が織り成して来た、『調和』と言う偽の世界が。
黒煙・飛び散る火花・燃え盛る炎・爆音により。
悲鳴を上げ―――――脆く崩れ去っている。
至る所から人々の恐怖と絶望の声が、耳に入って来た。
―――――そして以前はお江戸の『象徴』としていた城内では。
『人』として『幕府の役人』として生きていた人間達が。
足元の近くで―――――息を絶えらせ、転がっている。
床に大量の・・・己の血を撒き散らして。
それらを一瞥しながら、ゆっくりと階段を昇り。
途中格子の窓から見える、満月から少し欠けた月に視線を移し思う。
・・・・・待っているのだ、と。
―――――自分を止めてくれるであろう、あの男を。
「・・・・・・・。」
けれど―――もう、戻れない所まで来てしまった。
両手は赤く染まり・・・・洗っても拭いきれない。
―――――・・・・一体――――どうしてこうなってしまったのか?なんて。
そんな事を今更考えて、どうする?
自嘲気味に笑みを浮かべて、再び足を動かす。
それと同時に身体が―――身体の奥深くから、何かが蠢く。
気を抜いた瞬間、意識を手放してしまうと思う程に。
「急げ!逆賊は、この上にいる!」
階下から聞こえて来る、複数の『追っ手』の声。
・・・・『警察』だろうか?それとも―――――。
腐れ縁である『真選組』の奴等か。
「いたぞ!捕らえろ!」
背後からの気配に、ゆっくりと振り向き。
「――――動くな!大人しく神妙に縄につけ!!」
「・・・・・・・・・」
刀を振り上げ、こちらに向かってくる男達。
無理だ―――お前達じゃ・・・・止める事は出来ない。
※以前ブログサイトで掲載した、長編小説です。
こちらにUPしてみました。
管理人の妄想がこれでもかと、詰め込まれておりますが。
至らない部分もたくさん出てくると思います。どうぞご了承下さいませ。
前から銀神で悲恋・死ネタ物を書いてみたいと思い書いたのが
この「A FLOWER FUNERAL」です。
書いたは良いけど、長編小説の難しさを痛感した作品でもあります。
もしこの先も、お付き合いして頂けるなら嬉しく存じます。
この様な駄文に目を通して下さり、真に有難うございました。