お互いの呼吸が整った所で、銀ちゃんが動きを開始。
今回もゆっくりから始まったが・・・・・動きが慣れ始めると。

動きを、早めたり―――――遅くしたり。
時々自身を軸にして腰を回転させ、恥骨で私の性感帯を刺激する。

整っていた呼吸は、案の定乱れた。
律動再開と、性感帯の刺激―――――また二重攻撃を受ける羽目になるなんて。
もうこれ以上・・・・私をおかしくさせないでヨ――――銀ちゃん。

時々挿入運動をしながら、丘陵の尖りを吸ったり。
指の腹で亀裂の蕾を、弄りつつ・・・・快楽へと誘う。

その所為で秘内部が収縮し、肉棒を締め付ける回数が増えてきている。
身体がまたガクガクと、一定間を置いて震え始めた。

「う・・・・ああっ!はあっ・・・・はっ・・・・あ・・・・あ」

「・・・・おまっ――――締め・・・・過ぎ――――」

眉間に皺を寄せながら、苦しげに呟く声が遠くで聞こえる。
だって・・・・・また―――あの快感の波が、押し寄せて来てるんだヨ。

ハイスピードで、内部を突き上げられる度に。
身体を揺さぶられシーツの擦れる音が、両耳に入って来る。
吐息は乱れて、室内に響く嬌声は―――限り無く続く。

「ふ・・・・あうっ!
はっ・あっ・あっ・あっ・あっ・んっ・あっ・もっ・・・・や・・・・あ・あ」


身体の震えが、短くなり―――――同時に、秘内部の収縮回数も短くなって。
頭の中が・・・・真っ白になりそうだ。

「――――い・・・く・・・・ぞ。かぐ――――ら」

「ぎ―――――ん――――――」

内部に納められた欲棒は、はち切れんばかりに膨張した後。
何度も収縮を繰り返し、それを感じたまま。
私は再び――――『快楽』と言う谷底に、堕ちていった。




「―――――――――」

「―――――――――」

・・・・・・重・・・・・い。

その原因を探ろうと、視界を開ければ。
私の上に覆い被さっている、銀髪の男。

「ぎん・・・・ちゃん」

「―――――んあ?」

「重いアル」

「ああ・・・・・悪ィ」

そう言うと気だるそうに、起き上がり。
萎んでしまった肉棒を、私の中から抜き取ると。
「ふあ〜・・・・・」と、背伸びをした。

そして、近くにあったティッシュを数枚手に取り。
私の秘部に宛がい、情事の跡を拭き取る。

それが終わると、今度は自身のを拭き取る為。
新しいティッシュを数枚手に取り、コンドームを外す。

さり気無く、視線を送ると。
掃き溜めの様な部分に、白く濁った液がたっぷりと収まっている。

それらをティッシュに丸めて、ゴミ屑へと投げ捨てた。
裸身のまま布団に寝転ぶと、私の方へと向き直り。
「こっちに来なさい」と腕を広げて、抱き締めてくる。

少し汗ばんだ男の香りが、鼻腔についた。
しかしそんな事は気にせず、胸板に頬を押し付ける。

「・・・・・疲れたろ?寝ろ。それともシャワー浴びてくるか?」

「シャワーは後で良い―――――疲れたけど・・・・寝れるカナ?」

「どして?」

顔を上げれば、覗き込む様に。
至近距離で銀ちゃんの顔が、あった。

「・・・・・『嬉しい』の方が、勝ってて。簡単には、寝れそうにないヨ。
とうとう好きな人と、添い遂げる事が出来たんだもん」


にっこり微笑むと、眼前の男も笑みを浮かべて。
私の髪を弄びながら、言葉を発した。

「―――――寝るまで、起きててやっから」

そう言って今度は、おでこに軽く唇を落とす。
幸せ感に包まれて、私は両瞼を閉じながら改めて実感。
私の『初めて』が、銀ちゃんで本当良かった。



訪れる睡魔の中――――。

遠くで『     』の言葉が聞こえて。
思わず、笑みが浮かんだ。





『オレも・・・・お前と同じだよ』


END

※初回がこんな小説で、大変申し訳ありません(しかも、連載&どうしよもない駄絵の挿絵付き)。
神楽ちゃんの初体験を書いてみたは良いのですが・・・・・失敗しました。←言わずもがな。
他のアダルティな銀神小説を書かれている、小説サイトの管理人様方は本当に凄いと思います。←見習え。
此処まで読んで頂いた方々に、心より感謝致します。
この様な駄文に目を通して下さり、真に有難うございました。


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