IT´S SO DELICIOUS 後編
右手の人指し指と、中指を――――蜜で溢れ返ってる壷に侵入させ。
親指の腹で、再度敏感な部分を刺激して来たのだ。
「――――――!!」
壷を軽く掻き混ぜられながら、親指が芯芽を攻めて来る。
しかも電車の揺れに合わせて、強弱を付けてくるので性質が悪い。
たまにトントンとリズムを付けて叩いたり、爪の先で優しく引っかかれ。
――――んっ・・・・んん。あっ・・・・あっ。
壷の中を刺激してる指も、的確に私の感じる場所に集中していて。
抜き差しされる度、私の入り口が締まって。
ん・・・・・ふうっ・・・・あぁ・・・・や・・・・あっ。
どんどん溢れ出て来る蜜によって、指の動きは更にスムーズになっていく。
電車の中じゃなければ、この厭らしい水音が周囲に聞こえてしまいそう。
「――――――――」
襲い来る快感に、私は思わず顔を俯かせた。
そうしなければ、絶対に声が漏れてしまうから。
手摺を握っていた手には、思い切り汗を掻いている。
膝も先程より震えていて、立っているのもやっとだ。
・・・・こんな。
こんな公衆の面前で、先生の愛撫を受けてるなんて。
いつ・誰が・・・・見てるやも知れないのに。
そう考えた瞬間、私の身体が更に熱くなった気がした。
・・・・殆ど考える力も無く、ぼおっと手摺に頭を預けていたら。
セーラー服の下から、何かが忍び込んだ気配。
途端――――身に着けていたブラが、僅かに下げられ。
食み出した乳頭を、そっと摘まれる。
「―――――――っ」
摘まれたり、軽く抓られたり――――下半身とは違った快感が私を襲う。
「・・・・ほんの少ししか、いじってねえのに。もう硬くなってんぞ?」
耳元で囁かれる声にも、思わず背筋が粟立って。
担任の息も、多少なり乱れてるのが分かった。
・・・・先・・・・生が・・・・そうさせた・・・・くせに。
そう言いたかったのに、出て来るのは己の荒い吐息だけ。
「―――――ん?」
私が口を開けないのを知って、わざと聞き返して来る――――意地の悪い恋人。
下半身の裏に当たる、男の欲望は――――既にはち切れんばかり状態。
余裕ぶっこいてたって、先生も実はもう限界なのだ。
頭上で、次の駅名のアナウンスが流れた。
私達が、降車しなければならない駅である。
「――――もうすぐで、着くな」
言葉ではそういうものの、両腕の動きを止めてはくれない。
壷と芯芽を刺激され続け――――上半身も責められて。
・・・・・どうにか・・・・なっちゃい・・・・そう。
先生だって私の中に指を潜めてるんなら、それくらい分かってるだろうに。
―――――きつく、きつく。二本の指を、何度か締め付けてるのだから。
両肩で息をする私に、背後の男は―――――囁いた。
「イキたいか?」
・・・・こんな場所で・・・・・イクなんて。
「・・・・どうする?」
からかい口調にも思えたが、こんなに火照った身体――――静められそうにないヨ。
―――――イカせて。
半ば涙目になったまま首を縦に動かして、快楽のその先へと導いてもらう事にした。
返事は無く――――その代わり。
芯芽に置いた親指を、先程より強く押し回し。
壷に入れた二本の指を、出来る限り掻きまわして。
摘んでいた乳頭を、優しく弾き始めた。
三重の快感が一気に、私に押し寄せて来る。
車内の空気が、一層濃くなった気がして。
あっ・・・・ああっ・・・・あ・・・・も・・・・あっ・・・・・や・・・・んん・・・。
いつの間にか両手で手摺を握り、快楽の路へと歩み出す。
あん・・・・あっ・・・・・あああっ・・・・あ・・・・もう・・・・だ・・・・め・・・!
瞬間―――――頭の中が真っ白になり、全身に電流が走ったかの様な感覚。
――――――あああああっ!
壷に収まっている担任の二本の指を強く締め付け、何度も収縮を繰り返す。
膝に力が入らずに、崩れ落ちようとする身体が。
ぴたりと止められた―――――先生の腕によって。
どうやら左腕で、腰を支えてくれてるらしい。
「大丈夫か?」と、一応問い掛けられたが。
「大丈夫な訳ないデショ!」と。
呼吸の荒いまま、どうにか声を落として返答した私。
でも・・・・・くすりと、笑い声が聞こえて。
「――――の割りには、感じまくってたんでない?」
「!!」
「だって〜。お前の愛液で、オレの右手が――――」
・・・・・その時。
入り口のドアが開き、車掌の声で駅名が告げられた。
何事も無かったかの様に、二人して降りたが。
私は車内に残った人達が、本当に気付いていなかったのだろうかと。
小さくなる車両を見つめ、そんな事を考えていたら。
―――――頭部を軽く叩かれる。
「んな心配しなくても、で〜じょうぶだって」
「どうしてそんな事が、分かるんですか?」
すると担任は急につまらなそうな顔をし、トレンチコートの前を合わせた。
「睨み・・・・効かしたんだって―――――だって奴等お前の事
すんげえ目で見てんだもんよ。牽制よ、牽制」
「あ・・・・じゃあ、皆後ろ向いていたのは」
「そ。オレのお陰」
「オレのお陰・・・・じゃないヨ!それを逆手に取って、あんな事――――」
「そんな口叩く割りには、至極気持ち良さそうだったよね?神楽ちゃん♪」
この言葉に赤面する自分が、居た堪れない。
反論出来ずに、ただ男の顔を睨んでいると。
「―――――あ〜。もう、そんな顔で睨むなって。欲情しちゃうだろが。
あっ、違うわ。欲情中なのよ、オレ」
「は?」
前を合わせていたトレンチコートを、こちらに向けて開くと。
スラックスのジッパーの部分が、はち切れんばかりのテントを張っていた。
「――――な?つう事で、行くぞ」
そう言って再び前を隠す様に合わせると、改札目指して歩き出す。
「え?何処に?」
「他の何処行くとこあんのよ?学校に決まってんでしょ?――――現国準備室」
・・・・・めっさ嫌な予感が――――。
「あのう〜・・・・それ、私も?」
「当然だろが。お前のあんな姿見せられちゃあ・・・・ね。コレの責任、取ってちょ〜だい♪
こんな早い時間帯なら、校内にいる教師も生徒も疎らだろうし」
―――――責任って・・・・。
「先生が、勝手に――――」
「あんな美味しいシチュエーション。何もしないなんて、勿体無いデショ?
それとも、責任取ってくれないの?神楽ちゃんは。
ああ〜・・・・先生は、お前の望みを聞いてやったのになあ」
―――――再び赤面するのに、時間は掛からない。
「―――――分かった!分かりましたヨ!行けや良いンデショ!?行けや!」
・・・・そういうかく言う私も、本当は実はまだ物足りないなんて。
死んでも、言えないけどネ。
絶頂に達したとはいえ、まだ疼いてるんだもん。
―――――やっぱり、最後は先生に・・・・・。
どうせだったら、美味しい思いは。
―――――二人同時一緒で。
※すみません。ちっとも18禁と呼べる代物じゃありませんね。
一度、「痴漢ネタ」で銀神を書いてみたかっただけなんですけれども・・・・・全く臨場感が無い!←もう、開き直り。
自慢じゃありませんが、私生まれてこのかた・・・・痴漢と言うモノにあった事がござんせん。←本当に自慢にもならない。
単に魅力が無かったって事なのでしょうが。
もうちょっとこう・・・・・痴漢のリアル感を出してみたかったのですが。これが精一杯でございました(T▽T)
此処まで目を通して下さり、真に有難うございました。
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