Attencion!諸注意 A

今回の話は、かなりグロテスクです。
書いた本人でさえ、こんな話を載せて良いのか?
と、悩んだくらいでして。
しかし話が進まないと言う事で
・・・・結局載せてしまいしたが。おい。
以下、おさらいも含めまして。

@神楽ちゃんが、原作からもの凄くかけ離れていて
なおかつ、別人格。(いえ、全くの別人です。はい。)

A物語はダークで、アンハッピーエンド。

B銀さんを含め、登場人物のキャラが全く違っている。毎度の事ですが。

以上の、三点がこの長編小説の要点になります。
苦情・怒りは、十分承知の上です。
・・・・が、どうかお許し下さいませ。























振り下ろされた刃が、まさに突き刺されようとした時。
「――――――動くな!」と、声がした。
何にせよ・・・・危機一髪。
神楽は微動だにしないまま。

「ゆっくり立ち上がり刀から手を離して、壁に両手をつくんだ!!」

この言い回しだと―――――警察でも、来たのかもしれない。
案の定、10人程の同心達だ。
1人の男が十手を振りかざし、神楽に近づこうとした――――が。

次の瞬間。

オレは目を疑う事になる。

―――――男の首が、胴体から離れ。
身体は音を立てる事もなく――――崩れて。
紅い液体を撒き散らしながら、地に落ちた。

・・・・一瞬何が起きたのか、理解出来ずに。

現れた同心達も、驚愕の表情を浮かべたまま。
男の返り血を浴びた神楽はゆっくりと、オレの上から立ち上がり。
両頬に付いた血を、右手の甲で拭うと。

口元に持っていき―――――冷徹な笑みを浮かべ舌を出し・・・・舐めた。

その光景を見たと同時に。
背中に走った『戦慄』。

違う・・・・神楽じゃない。オレは――――こんな神楽(やつ)知らない。

呆然とするオレの前で、我に返った同心達は。

「『逆賊』を――――捕らえろ――――――っ!!」

一斉に、神楽へと足を運ぶ。
何故?叫んでしまったのだろう。
警官の奴等に対してなのか、それとも神楽に対してなのか。

自分でも理解出来なかった・・・・が。

『本能』が、そうさせたのだと思う。

「や・・・・め―――――やめろおおおおおおおっ!!」

絶叫の中で――――繰り広げられる『殺戮』。
刃を向けながら、次々と己を捕らえようとする男達を。

薙ぎ倒し、切り刻む―――――剣で舞うその姿は。
飛び散る血が―――――散り行く花弁に見え、それを全身に受けている様で。
・・・・目が―――――離せない。


→NEXT

←BACK

小説トップページへ戻る