※ATTENCTION!諸注意 B

今回も、かなりグロテスクです。
書いた本人でさえ、こんな話を載せて良いのか?
と、悩んだくらいでして。
しかし話が進まないと言う事で。
・・・・結局載せてしまいしたが。おい。
以下、おさらいも含めまして。

@神楽ちゃんが、原作からもの凄くかけ離れていて
なおかつ、別人格。(いえ、全くの別人です。はい。)

A物語はダーク・死ネタで、アンハッピーエンド。

B銀さんを含め、登場人物のキャラが全く違っている。毎度の事ですが。

以上の、三点がこの長編小説の要点になります。
苦情・怒りは、十分承知の上です。
・・・・が、どうかお許し下さいませ。














あ〜・・・ちっきしょ−。
すんげえ肩、ジンジン痛むんですけど?
しかも血は止まんねえし。

かと言って、応急処置をさせて貰える程―――――。
刀を握り締め、下段から振り上げ攻撃して来る神楽。

「甘くないってか!」

身体を動かせば、激痛が走る。
が・・・・そんな事は気にしていられない。
瞬時に持っていた刀で、攻撃を受け止めるも。

「――――――!!」

片腕で受け止められる程の、余裕なんぞ全くなかった。

何しろ元から神楽の力は、怪力なのに。
『覚醒』してからのコイツは、それを上まわる。
いとも簡単に、刀は手を離れてしまった――――。

痺れる右手を、左手で押さえ。
次に仕掛けて来ると思われる、攻撃に備えようとしたが。

「!?」

先程と同じ様に、瞬間背後を取られ。
同時に背中に、大衝撃を喰らった。

口に広がる、鉄の味。
血反吐を吐き出しながら、壁へと叩きつけられる。

・・・・・息が――――出来ない。

翳る視界の中で・・・・神楽はゆっくりとこちらへ歩を進めて来た。
眼前に立つと、唇の片端を上げて。

『残忍』の二文字を、紅い両目に浮かべ。
右足でオレの左肩を、思い切り踏み潰す。

「ぐ・・・・あああああああああああああああっ!!」

更に・・・・右太股に、激痛が走った。
神楽の刀が、真っ直ぐに――――突き刺さっている。
三連続の激痛に、もう声も出せない。

そんな様子を、神楽は冷笑で・・・・見下ろすだけ。
―――――少しずつ嬲りながら、殺すつもりなのか。

「か・・・・ぐら」

もう身体もボロボロだ。
立ち向かえる、気力も――――根気さえ。

震える右腕を・・・・『大切な存在』へと伸ばして。




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