――――――まさ・・・・か？
上半身だけ起こして、疑問をぶつける。
「ぎ・・・・ぎんちゃ―――」
「あ？」
両足の間から、顔だけがひょっこりと現れた。
「もしかして・・・・・舐めようとしてる・・・・ノ？」
「まさかも何も、その通りですけど？」
「だ・・・・ダメだヨ！こんな所――――」
「なして？」
なして？って！
けろりと返答して来る、銀髪の男が理解出来ない。
「だって・・・・その、きた――――」
「は〜い、ストオオオップ。その先は言わない。
つうか、お前それ失礼だよ。自分の身体でしょ？」
「それはそうだけど・・・・でも、生理的現象は其処から・・・・・」
「そうだけど、風呂入ったんだろ？綺麗に洗えば、何てこたあないの」
「入った事は・・・・入ったけど」
「それにね、男も女も。オレもお前も。赤ん坊の頃は、この場所から世に誕生すんだぜ？
言わば神聖な場所な訳よ。否定したら、それこそ罰が当たるってもんだ」
「・・・・平気・・・・？」
「平気も何も。お前の身体の一部じゃん」
そう言うと「はい、会話はお終い」と強制終了されてしまった。
「寝ろ」と手でジェスチャーをされ、仕方なく元の態勢に戻る。
・・・・・指で弄られるのはともかく・・・・口でなんて。
そんな事有り得るんだろうか・・・・？
「そんな事言ってるけど、多分お前――――嵌るぜ？」
からかい口調が、聞こえたと思ったら。
亀裂部分に、突如ぬめっとした感触がした。
明らかに指ではない、柔らかな物だ。
まるで生き物の様に、秘部を動き始める。
―――――な・・・・に・・・・・これ？
息は止まり、ビクン・ビクンと大きく身体は反って。
先程銀ちゃんに、愛撫されていた突起部分に舌が止まると。
そこを集中的に、弄り始めた。
上下に動かし・・・・押しまわし。
強く吸われたかと思えば、甘噛みをされて。
「う・・・・あああっ！や・・・あ・・・・・あっ！」
刺激が・・・・・強過ぎる―――――！
止まっていた息が、呼吸をし始め。
今度はリズムを奏でる様に、声が毀れる。
「あっ・・・・あっ・・・・はあっ・・・・あ・・・うっ」
あまりの刺激に、耐えられそうに無い。
両足に力が入り、逃れようと身体を上へとずらしていくが。
男の両腕によって、太腿を抱えられ。
それ以上―――――動かす事は出来なかった。
電流が、全身を行ったり来たりしている。
身体が痺れ、ある感情に溺れていくのが分かった。
―――――そう・・・・か。
これが・・・・・『快感』。
舌で愛撫する男の頭を、両手で掴んで。
涙声を交えて、甲高い声を上げる。
「ひっ・・・あっ・あっ・ああっ・やあっ・・・・」
秘部から尋常じゃない程、溢れ出る蜜が男の舌に絡んで。
水気を帯びた音色共に、室内に厭らしく響き・香り始めた。